コラム

2015.09.27

第14回 ワーク・シフト

理化工業株式会社 小山典昭

8月の初め、さるIT関連のセミナーで、TUNAGUパートナーズ代表取締役の相澤 利彦氏による「ワークスタイル変革」というタイトルの基調講演を聞きました。

その講演の中で、ロンドン・ビジネススクール教授であるリンダ・グラットン氏の「ワーク・シフト」という本を知りました。

この本に興味が湧き、蒲田図書館で検索するとすぐにヒットしたので、借りて読んでみることにしました。

 本は1か月前に返却してしまっていて、内容は不正確ですが、

① 高齢化がますます進み、平均寿命は100歳を超えるようになる
② 地球資源はますます減り続け、エネルギー価格は高騰する
③ コンピュータと科学技術はますます進歩する
想定される悪いシナリオは下記の②から⑤、
① 人々は20歳から80歳まで仕事をするようになる
(そうでないと年金は破綻する)
② グローバル化により就職は安い労働力との競争になる
(失業、収入減)
③ 知的職業でさえも、その一部はビッグデータやAI活用でコンピュータがとって代わる
(失業、収入減)
④ エネルギーコストを抑えるために職場の近くに住むようになる
(家族がバラバラになる、スキンシップが失われる)
⑤ ITの進化によりリモートオフィス・リモートオペレーションが加速する
(一日中、切れ目なく仕事が入ってきて疲弊してしまう)
上記の悪いシナリオでは、
① 収入が減り貧困に陥る
② 孤独でさみしい老後を送る
そうならないために、著者は、下記を提案しています。
① 専門能力を身に付け続ける
(能力習得 → 能力活用 → 新たな能力習得(充電) → 能力活用 → ・・)
② リッチな生活に固執せず、そこそこの収入で心の豊かさを重視した生活を送る
③ 豊かな人間関係を構築する
上記で、③の「豊かな人間関係」は、さらに、3 種類に分けられます。
① 家族
② 何でも相談できる社外や地域の少数のごく親しい友人
③ ソーシャルネットワークなど、ネットを介した専門性の高いコミュニティ
私は、今年の2 月、ひょんなことがきっかけで、大田区異業種企業交流会に興味を持ち、4 月からJoint-92 に参加することになりました。
Joint-92 を中心に、大田区異業種企業交流会や大田区産業振興協会との交流を通じて、会社関係以外のいろいろな人達と親睦を深めつつあります。
これはまさに、リンダ・グラットン氏がいうところの「豊かな人間関係」ではないかと、本を読みながら思いました。
従って、これからもこのつながりを大切にしていきたいと考えています。
2015 年8 月末日
<参考>
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉2012/7/28
リンダ・グラットン (著), 池村 千秋 (翻訳)
プレジデント社

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